はぴねす
脱力感



「はぁ・・・」


家に着くまで何回ため息を吐いただろう


『明日、S町のコンビニに10時集合ね♪』


柏木爽真が言ったこと場を思い出すたびに力が抜ける


「ただいまぁ・・・」


「おふぁえり、ふーり」


スプーンを銜えた嵐兄ィがお出迎え


「何やってんの?嵐兄ィ」


「女子から貰ったプリン食ってンの。優璃も食べるか?」


「じゃあ・・・もらおっかな?」


「りょーかい。冷蔵庫から出してくる」


嵐兄ィがリビングに消えた後、私は部屋にこもった


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