空色
act 1
ヨーロッパにあるような、古い西洋の街並みをあたしは走る。
ひたすら走って、走って、走って。
たどり着くのはどこなんだろう?
あたしの瞳が見つめるものは。
今まで見たコトのない綺麗すぎる景色。
青い空に時計台が突き出していて。
日が沈む頃は、赤く光が差し込む。
懐かしい…
なぜか胸が締め付けられるようで。
眩しくて瞳を閉じた。
落ちていく、暗闇の世界へ。