空色
ロンドンは故郷、カリフォルニアよりはるかに寒い。
朝日を浴びながら、あたしは薄手のロングニットコートを羽織った。
“…スタバのコーヒーが飲みたい。"
眩しい朝日にサングラスをかけながらホテルを出たあたしは早速ワガママを言った。
“スタバじゃなきゃダメ?その辺にコーヒー屋ぐらいない?"
歩きながらあたしの為にコーヒー屋を探してくれるライアンが愛おしかった。
こんなに優しくて、こんなにいい奴なんていないのに。
なんで彼はあたしの心から消えないの?
just get out of here plz...
なんて。