空色


店のカウンターでバイト仲間のアンソニーと会話を交わし、従業員しか入れない扉を開け奥へと入る。

店長がいつもいる部屋の扉をノックする。

“どうぞ、開けていいよ”

“失礼しまーす”

扉を開けると、デスクに座って書類に目を通してるメガネをかけた店長があたしを見上げた。

“ヘイ、モーガン。どーかした?”

“実は話しがあって。今いいですか?”

“あぁ、いいよ。何、グッドニュース?”

あたしの顔を見て、店長がメガネを外しながら微笑んだ。

あたしは店長に昨日の電話のことを話した。


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