空色
「っていうか、あの子、モーガンだっけ?めちゃ可愛いな。あれは花あるよなぁ、売れそうだよ。サインとか貰っといた方がいんじゃね?」
モーガンが去った後、レオがあたしにまるで男友達に話すような口調で言った。
「確かに美人だよね、口説かないの?」
あたしはやっぱりどこかひねくれてるらしい。
こんな言葉しか出てこない。
「いやー、オレもうそーゆーの卒業したんで。っていうか、どー見てもあのバンドのヤツとラブラブだし?無駄なコトはしない主義なんで。もめ事は勘弁☆」
そう言ってレオはイタズラっぽく笑った。
「あ、そう。」