もう、恋なんてしたくない


ゆかり「グーグー」

「ある~日~森の中~」

ゆかり「誰??」

もうケータイ切っとけばよかった

ゆかり「もしもし?」

切れてる。

いい加減にしてよね

「ある~日~森の中~」

ゆかり「うるさい!黙って!」

パパ「どうした!?ゆかり!?」

パパ・・バット持ってる・・

不審者だと思ったのかな・・

ゆかり「なんでもないよ。ゆ・・ゆ・・夢だよ」

パパ「脅かさないでくれよ」

ゆかり「お休み」

パパ「お休み」

誰だったんだろう・・

「怒られた・・あほだな」

ゆかり「うるさい」

「バーカ、おめーがうるせぇんだよ」

ゆかり「黙ってよ・・」

ゆかり「ん?キャー!」

パパ「ゆ・・ゆかりどうした!?」

ゆかり「べ・・べつに」

パパ「もう、寝ろ」

ゆかり「すみません」

「アーホ」

ゆかり「誰?」

「お前の男」

この声・・今日の人だ

「お前さ、いちいちうるせぇよ」

ゆかり「名前は?」

じん「おれ? 谷田 仁」

ゆかり「田口 由香里」

じん「明日から夏休みだな。おレンチ来いよ」

ゆかり「え?」

じん「つかまれ」

私は仁に捕まった。

仁は暖かい腕の中で抱きしめてくれた。

バイクに乗ってたけど、まるで仁が私を抱きしめたまま飛んでるみたい


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