rain*





わたしはシャーペンをにぎりしめたまま

ぼんやりと外を眺めていた



いつも窓の向こう側の教室に見える



せつない背中


いつも彼は寝てる


木曜日の3限だけ窓を通してぴったり会える。




今日は雨ににじんで背中さえも見えない



しめやかに降る雨

わたしのこころも今日は小雨かも




悲しくて真剣に授業をきくことにした


今週は元気になれない気がする。





雨がかなしい

くもがいらない





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