Sweet Love
これから毎日放課後亮と戯れられるなんて嬉しくて嬉しくて幸せで……顔が勝手ににやけてしまう。
やばい落ち着け私。
「何にやけてんの?キモいんだけど」
なんて彩花に罵声を浴びせられても、私の心はハッピーだった。
早く放課後になれなれと念じながら授業もHRも乗り切った。
とうとう、亮との勉強会のスタートだ。
マスカラもばっちり、唇もグロスでこれでもかと照からせて、髪も整えた。トイレの鏡で最終チェックをして、亮の元へ向かう。
「おー来たかゆかちん先生!!」
「誰が先生よ」
いつもの席に着いて、私は後ろを向く。
「俺数学が一番やばいんだよね。中間21点だったし……」
「マジで!?じゃあ数学からやろう。教科書と問題集出して!!」