Sweet Love

「あの〜高橋君、プリント……」

「ん〜?……あっワリッ」

高橋君はサッとプリントを後ろに回すと、振り向いた。

「あのさ」

「え?」

このあと高橋君が言ってくれたことは、私を天に昇らせてくれた、と言っても過言ではない。

「俺達同じ高橋なのに名字で呼ぶの変じゃね?普通に亮でいいよ」

「えっ。……亮、君?」

「君いらないって。んじゃ俺もゆかちんって呼んでいい?」

「う、うん……!!全然いい!!」

「じゃ、決まりな!!」

そう言って亮は眩しい笑顔を見せてくれた。

何だか恥ずかしくて、私は少し、目を逸らした。

神様、感謝します。

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