愛してる。じゃ足りない
思えばあいつは変な事ばっか言いやがった。
屋上で話した会話全てが、
鮮明に残ってるのはなんでなんだ?!
それにアカネは・・・まれにみる美人だったし。
「好き」って言わない女。美人な女・・・。
俺のモノにしたら、どうなるんだろう・・。
「瀬戸〈セト〉。俺初めて女に何でモテんのって聞かれた・・・。」
「は?!・・何そいつ!ウケるし!!」
「・・・そんで今そいつが気になるんだ。」
一瞬瀬戸が固まる。
「・・・・・それ本気?!」
俺は首を縦に振った。
すると瀬戸は俺の肩に手を置いて、
「好きになったのか?」って聞いて来た。