愛してる。じゃ足りない
*****side 光多
思い出せば・・・久城は何年も前に俺の学校にいた。
それから中学も同じクラスだった・・
高校に上がってからも・・・
久城はまるで存在を見せないかの様に
俺に近付いていたんだ。
----でも何で俺なんだ・・・・・?
俺は高校で噂になるほど遊んでるんだぞ??
どうしてそんなヤツを・・・。
「なぁ久城・・・?」
「・・・ん?」
「・・・なんで・・俺なの?・・俺・・・ロクでもない奴だよ?」
俺の体に抱きついたまんまの久城は
力を少し強めた。
「ホントは無理してるとことかね、アタシがそばにいて守らなきゃって思うんだ・・」
「無・・・理・・?」
「城戸君・・・ホントは遊ぶような人じゃない」
な・・・・・んで・・・・・・・。
「アタシ知ってるよ・・見てたから・・・」
何でこの女は・・・・
「もう・・無理してなくていんだよ?」
こんなにも俺の欲しかった言葉を・・
「・・・アタシは・・ずっとそばにいるよ・・・?」
こんなに探してたものを・・・
「ッッッだから!!」
簡単に言ってくれるんだよッッ!!!!
「・・・・・・・好きなのッ!!ッきゃぁ/////」