愛してる。じゃ足りない








第一に、俺の頭ん中はカラッポで



何かを詰め込む余裕もない。





幸せが何か分かったとして



俺は結局覚えられないんだよ・・・





・・・ベンキョもトモダチも何もかも・・・







****






「君が城戸くん?やっぱカッコいいね??」




俺が屋上で寝ていると、



一人の女が話しかけてきた。




「そりゃどーも。」




俺はそのまま軽く流す




「…ねぇ城戸くん・・?あたしとこのままフケない??」





「・・・・・・悪いケド・・・」





・・・・今はその気になれない














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