かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「本当に!?」
ちょっとかわいいカフェで軽めのランチを食べていた私と陸くん。
陸くんの嬉しそうな笑顔に、私も自然と満面の笑みになる。
「うん、昨日ね、連絡もらえたの。来週から早速来てって言ってもらえて」
「良かったね、意外と早く決まったよね。やっぱ桃香出来る子なんだ!」
「出来る子って…また子供扱いして…。でも本当にホッとしたよ。
いつまでものんちゃんの家に居候してるわけにもいかないし」
「桃香は、一人暮らしするの?」
「うん、そのつもり。今さら実家戻れないし。ちょっと離れちゃうし…」
「そっかぁ。実家って遠いんだ?」
「うん。駅で12コかなぁ…」