かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~


のんちゃんに怒られて、

仕方なく私がのんちゃんの家に戻ったら、

のんちゃんが呼んだ陸くんが家に来た。



「…桃香、どうしたの?なんで着信とか拒否んの?」

「……」

「俺なんかした?それとも何かあった?」


不安そうな、悲しげな陸くんの表情。


そりゃ喧嘩した訳でもないのに、
いきなり拒否されて…


陸くんにとったら、不思議なことだらけ…



「…七海って子…事故に遭った子でしょ。友達なのに毎日顔出すの?」

「…七海の事?」

「七海って子、陸くんの何?ただの友達じゃないでしょ?」

「……七海は友達だよ」

「嘘だもん!友達だからって毎日通うの?本当の事言って?」

「……昔…付き合ってた。元カノ…。でも桃…七海とは…」

「もういい!陸くんなんか大嫌い!!!最低!」





私は、夢中で家を飛び出してた。

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