かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~


桃香!


そんな声を聞いた気がしたけど、

必死に全力疾走だった。



もう何も考えられなかった。




ドン!

誰かにぶつかった。


「っ…すいません。」

「ごめんなさい。」

「!!!!!」


「も…桃香…」

「健吾…」


私は、もう顔が涙でグチャグチャだった。



健吾は私の顔を見て、ものすごく驚いた顔をしていた。


「桃香…どうしたんだよ…?」

「健吾…」


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