かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~



健吾なんて1番会いたくない人だったのに…

お腹に、健吾の赤ちゃんが居るんだって思ったら、
何でか突っぱねることが出来なかった。

公園のベンチ。


健吾の買って来てくれた温かいミルクティーを飲む。


「少し、落ち着いたか?」


優しかった頃の慎吾。

声も眼差しも、私を愛おしそうに見てた。



何があったのか聞かれて、

私また泣いてしまって…


陸くんの事もショックだったし、

赤ちゃんの事も不安だったんだ。



陸くんには話せなくて…


私は関を切ったように泣きながら話してしまった。

< 146 / 596 >

この作品をシェア

pagetop