かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
健吾なんて1番会いたくない人だったのに…
お腹に、健吾の赤ちゃんが居るんだって思ったら、
何でか突っぱねることが出来なかった。
公園のベンチ。
健吾の買って来てくれた温かいミルクティーを飲む。
「少し、落ち着いたか?」
優しかった頃の慎吾。
声も眼差しも、私を愛おしそうに見てた。
何があったのか聞かれて、
私また泣いてしまって…
陸くんの事もショックだったし、
赤ちゃんの事も不安だったんだ。
陸くんには話せなくて…
私は関を切ったように泣きながら話してしまった。