かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「今日は、ありがとうね、陸くんのおかげで助かったよ~無事終わって良かった」
「ううん、俺は何も。桃香もすっごい頑張ってたよ」
私の大好きな優しい笑顔で、頭をポンポンって撫でられる。
またドキドキしてしまう。
「また照れてるし!ほんとに桃香はかわいいなぁ!」
「もう…からかわないでよぉ…」
ニコニコ笑う陸くんの顔に、
ますますドキドキして、平常心じゃいられなくなるよ。
「お夕飯どうしよう?一緒に食べれるよね?」
「うん、家に言ってあるから、大丈夫」
「じゃーどうしようか?お蕎麦でも食べる?本当に引越し蕎麦(笑)」
「いいけど、鍋とか食器とか揃えないとね?」
「あ…そうだったぁ…」
そんなことすっかり忘れてた私。
唖然としてる私を見て、また笑ってる陸くん。
そして、私の頭をポンポンって撫でて、
「じゃ、これからお買い物行こっか?」
っていたずらっぽく笑うんだ。
陸くん…カッコ良過ぎるよぉ…