かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~


今まで黙って聞いてた綾子ちゃんが口を開いた…。


「ごめんなさい…私が…私が好きになっちゃったんです…」

「ほら!アンタが悪いんじゃない!」


早苗さんは、綾ちゃんに食って掛かる。


「早苗!バカか!綾子ちゃんが俺を好きかなんて関係ねぇんだよ!」

「え…」

「俺は…片思いでも綾子ちゃんを好きになったし…お前とはいつか終わってた」


辛そうな表情でそう告げつ誠くん。


それを見て、綾ちゃんが話出す。


「…ごめんなさい。私…あなたの味方出来ない…身を引くなんて…もう出来ません…」

「何で…私のなのよ…誠は…私のなの…」


「ごめんなさい…誠くんの気持ち知っちゃって…私諦められないです…。

私も誠くん好きなんです…傍に居たいし、幸せにしてあげたいんです…」

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