かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「桃香…俺…」
そう先輩が口を開いた所で、遠くから声がした。
「奥ちゃーん!」
生徒さんみたい。
近づいてくる2人の男子学生…って…アレ!?
2人いるけど…1人、陸くんじゃない!!!
「奥ちゃん、俺らんとこ遊びに来てよ!
奥ちゃん来ないと女子シラケちゃうから!」
陸くんと一緒の子の方がしゃべる。
陸くんは私に気付いて、驚いた顔してる。
「あれ、彼女…さっきメイドさんしてくれた子だよね?」
彼も陸くんのクラスの子であそこに居たんだ…
「あ、はい」
「なんだ…奥ちゃんの彼女だったの?
奥ちゃん彼女メッチャ可愛いじゃん!やるね~!」
「いや、違うって…」
「あ、そうです!彼女じゃないですから!」
「そうなの?なんだー彼女かと思ったー」
「あ、じゃあ、俺呼ばれてるから行くな…」
「うん」
「あの…桃香。今日会えて良かったよ。
あ、俺…携帯変わってないから!じゃ、またな!」
「!?!?」