かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~



「え…それは…えっと…」

「ほら…俺だけの桃香の姿はないじゃん…」

「えっと…ん…あっ…」

「え?何?なんかあった?」

「え…」


あったと言えば、あったんだけど…


「桃香、真っ赤だよ?」

「……えっと…」


だって…言葉にするのは恥ずかしいよ…。


「何?何かあるなら教えて…じゃないと俺…」

一層シュンとなる陸くん…


恥ずかしい…でも…

陸くんのこんな顔みたくないって気持ちから、

勢いに任せて言った…


「あんなメイド服で乱れてる姿は陸くんしか知らない!
 私のご主人様はこの世で陸くんたった1人でしょ!!!」


言ってみたものの…

もう恥ずかしすぎて、沸騰して倒れそう…


「上出来!やっぱ、桃香最高!!!」

抱きつかれて…さらに体温上昇中…
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