かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~



彼女の言葉にショックを受けてたら、

後ろから男の人の声がした。



「何してんだ!」

「!?」

女の子は慌ててその場から逃げた…


「……」

私は腰が抜けてしまった。

「大丈夫か?…何してんだお前…」


年増…ババア…不釣り合い…

遊んでもらってる…


なんかどれも結構…ショックな言葉だったりするな…

ダメージ大きいかも…。




「桃香?平気?何でお前絡まれてたの?」


そう言って私の顔を覗き込んだのは奥村先輩。


「先輩…ごめんなさい。大丈夫」

「おい…」

「大丈夫だから…では…さよなら」


「おい!」

腕を掴まれて…気付いたら抱きしめられてた。


「どこが大丈夫なんだよ…お前泣いてんじゃん…」


あ、私泣いてたんだ…。

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