かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~



「ごめんね、桃香…不安でいっぱいにさせて…あんな寒空でずっと待たせるなんて…」

「ううん…悪いのは私だもん…クリスマスくらいで拗ねて…あんないじわる言って…」

「クリスマス?」

「うん…初めて過ごす2人のクリスマスだったから、ちょっとでも会えたらって期待してて…
でも陸くんクラスメートと過ごすって言うから…なんか寂しくなってついあんな事言っちゃって…」


「桃香…」


ギュゥって抱きしめてくれた腕の力が強まった。

「陸くん…くっ苦しい…」

「あ、ごめん…桃香があんまり可愛いから…」


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