かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
幸せな幸せなクリスマス
ホテルのベッドのに腰かけて、
私を抱きかえるように抱っこする陸くん。
私の顔を覗き込み切なそうな顔をして言う。
「桃香…本当にごめんね」
「ううん…私こそごめんね。こんな最高のクリスマスを考えてくれてるなんて…私知らなくて…」
「知らなくていいんだよ、サプライズなんだから(笑)」
陸くんがいたずらに笑う。
「でも…私…子供みたいに拗ねて…」
「それは俺の方だよ。桃香はすぐ謝ってきてくれたのに…」
「…ううん。でも、本当にね…陸くんの事お子ちゃまなんて思ったことないよ?」
「うん…」
「陸くんは、すっごい大人っぽくて、男の人って感じで、いつも私を守ってくれて…
めいっぱい愛してくれて、私が素の私で甘えられるのも陸くんだからで…」
私の想いをちゃんと陸くんに話したら、
陸くんは私の頭を優しく撫でてくれた。