かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~



静かな公園に連れて来られて、

ベンチに座らされた。

柏木さんが心配そうに聞いてくる。



「桃香ちゃん、大丈夫?」

「……」

「…陸最低だな…」

「……」


私は何も言えなかった。

頭が真っ白で…混乱してて…


「桃香ちゃん…俺…傍に居るから…」

「……」

「俺が傍に居る。陸の事忘れよう!俺が桃香ちゃんだけを愛してくから…」


ふいに抱きしめられた。

< 359 / 596 >

この作品をシェア

pagetop