かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
結局、合宿と重なってたらしくて、
花火はごめんねって謝られた…。
「サークルねぇーうちらにはわからない世界だね」
のんちゃんが、悠馬くんにおっぱいあげながら言う。
「うん。サークルってそんなに大事なのかな?」
「うーん。どうなんだろうね。あ、誠に聞いてみようか?誠は大卒だし」
綾ちゃんが思いついたように提案してくれた。
「綾ちゃん…ありがとぉ。でもいいよ。サークルの重要視なんて人それぞれだしね」
「そっか…。たしかにそうだよね」
「陸くん、何のサークルだっけ?」
「うん、天文系でプラネタリウムとか作ったりしてるんだって…陸くん星好きなの」
「合宿は何しに行くの?」
のんちゃんが問いかける。
「田舎に行って、綺麗な星空を観測しに行くらしいよ」
「ふーん…男のロマンなのかな…でも花火も綺麗なのにね!」
綾ちゃんが、不思議そうに言った。
やっぱり理解しにくい世界かも…。