かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
私は慌てて説明する。
「そうなの。私彼と付き合ってて…さっき合宿中の彼と偶然会って…」
「……彼氏…かぁ…」
「桃香、大人っぽく綺麗になったと思ったら、恋してたんだな?」
横に居た徹ちゃんが優しく笑った。
「あ、うん。彼はすごい大切な人なの…」
そう言いながら、顔が熱くなる。
「そか。桃香も…もう22だもんな」
藤也兄ぃは、なんだか寂しそうに言った。
「陸くん言うたっけ?桃香のこと、よろしくな!」
「はい、ありがとうございます!俺一生大事にします!」
一生って…それじゃプロポーズじゃない…
「あはは!いい奴だな~!じゃ、改めて宜しくな、弟よ!」
「はい、お兄さん!宜しくお願いします!」
あらら…なんかもう仲良くなってるし…