かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
私がそんな事を考えてると、
「何?百面相してんの?ちょっと顔赤いし?(笑)」
そう言いながら、陸くんが私の前髪をちょっと上にあげる。
「ううん…何でもない。あ!たこ焼き!食べよ!」
私は、またドキドキして、話を変えようとたこ焼きの袋を持ち上げた。
「うん、わかった。いいよ。花火始まっちゃう前に食べちゃおう!」
「うん!」
その時だった、
後ろから、呼ばれる声がしたのは…
「桃香…」