かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「陸くんって、お父さんに似てるんだ!」
「え?お父さんに?」
お母さんの驚いたような声。
そうなんだ。
陸くんの優しくて暖かい所、
すごく大人な所、
どっか安心感があって、
安らげる場所だったのは、
お父さんに似てたからなんだ。
「暖かくて、優しくて、大きく包み込んでくれるみたいで…」
「傍に居ると、すごく安心できる?」
私の言葉の後に、続くお母さんの言葉…
「うん!そう!すごい安心できるし、落ち着けるの!」
私は、なんか嬉しくなってそう言った。
「クスクス…親子なのね…似てる人、好きになるのね」
お母さんが笑ってくれた。
私も嬉しくなって笑った。