かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~


「やっぱり服だと涼しー!」

戻ってきた桃香。

服でもやっぱ可愛い。


そんな風に思って、桃香に見とれてると、
桃香のお兄さんが俺に声をかけてくれる。


「陸!親父と3人で飲むぞ!」

「あ…いやあの…僕は…」

「…あ、陸くんはまだ未成年だったね?」


お父さんが助け舟を出してくれる。



俺も飲めない訳じゃないけど、

やっぱりまだ堂々と飲める年齢じゃないから…
大切な桃香のご両親の前で飲むわけにはいかない。


「そっか。お前真面目だなー。大学で飲まんの?新歓コンパとかあるっしょ?」

「ウーロン茶で乗り切りました!」

「そかそかーじゃ、コーラでええ?」

「あ、はい!」

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