かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「彼ー女!1人で来てんの?友達と一緒?」
「めっちゃ可愛いねー俺らと遊ばない?」
軽そうな男の人が2人。
うわ…ナンパ?
これじゃ陸くんのこと責めれないや…
「いえ…結構です。彼と来てるんで…」
私はきっぱりと答えたんだけど…
男の人達は簡単に引き下がらない。
「えー彼氏?どこにいんの?もしかして放置?」
「そんな男やめて、俺らにせん?」
馴れ馴れしく、肩に腕の乗せてくる男の人。
「やめて下さい!」
腕の振り払おうとしたら、
「おい!離せ!」
かき氷2つ持って、息をハァハァ上げた陸くん。
「…なーんだ。マジ彼氏居たんだー。可愛いから当たり前か…」
「アンタ、こんな可愛い子、1人にしちゃダメだぞ!」
そう言うと男の人たちはどっか行っちゃった。