かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~

過去の陸くん




私の家に着くまで、会話はなかった。


家に着いてから…

先に口を開いたのは、陸くんの方だった。



「麗美先生との事は、過去だよ。でも…知りたい?」


私はわからなくて…黙り込んでしまった。


「桃香が知りたい事があるなら…何でも話すよ。…それで軽蔑されても…」


私は迷った。

聞いてしまったら、嫉妬に狂うかも知れない。
苦しくて、悲しくて、たまらなくなるかも知れない。


でも…

それでも私は、やっぱりちゃんと聞いてみたかった。

陸くんの気持ちを…

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