かわいい笑顔 ～恋した彼は高校生～

「嬉しいよ、いっぱい愛されてるね…俺」

「そうだよ…いっぱい嫉妬するし、いつも心配なんだから…」

「大丈夫だよ、俺も一緒だから。桃香と一緒」

「一緒？」


陸くんの顔を見上げたら、

優しい顔で見つめてきて、優しく笑った。



「俺も、いつも狂おしいくらい嫉妬してるし、毎日心配。めちゃくちゃ愛してる」


そう言って、ギュッってまたきつく抱きしめてくれたんだ。



「…胸…」

「胸？」

「…胸が小さくでも…私で…いい？」

「はい？」

一瞬、驚いた顔をする陸くん。

でもすぐに笑って、


「バーカ。そこも全部ひっくるめて、桃香じゃないとダメなの！」


そして、苦しいほどのキスの嵐に見舞われる。



私の小さなコンプレックスは、

これで見事になくなった…かなぁ？(笑)