かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
幸せな時間
何にも知らない私は、
のほほんと入院生活を過ごしてた。
陸くんが私の為に、そんな風に頑張ってくれてるんて、ちっとも知らなかったんだ。
「桃ー香!」
「あ、陸くん!」
お見舞いに来てくれた陸くんに思わず笑顔になる。
「調子はどう?」
「うん。すっかり元気!」
「そっか良かった」
私の大好きな陸くんの笑顔。
あぁー幸せだなぁって感じる。
「桃香、クリスマスまでには…退院出来る?」
「うん。来月頭には退院できるだろうって言われたし、大丈夫」
「そっか、良かった、また今年も一緒に過そうな?」
「うん!」
陸くんの向けてくれた笑顔に、
私も思いっきりの笑顔で笑い返したんだ。