かわいい笑顔 ～恋した彼は高校生～

「あたしは、セフレじゃない！私は彼女だもん！」

「！？！？」

「たしかに、桃香の次だけど…でもあたしは彼女だもん！セフレなんかじゃない！」



取り乱した真奈美…



「何で…？何で、真奈美？何で健吾と…」

「…ごめん。でもあたしも好きだったの…。入社してすぐから…」

「……」

「健吾さんが桃香を選んで…でもあたし…諦めきれなくて…だから…セカンドでいいから彼女にしてってお願いして…」


信じられない真実…


「…真奈美…私…真奈美のこと信じてたのに…」

「だって…だって好きなんだもん。健吾さんのこと好きなんだもん…」



大粒の涙を溢す真奈美。

私は逆に涙が出てこなかった。