かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「…私ね、初めて話した日から…陸くんに惹かれてた…。
優しくしてもらったからだけじゃなくて…
初めてね、陸くんの笑顔を見た時から…
私の心臓はずっとね、ドキドキしっぱなしで…。
一緒にいるとどんどん惹かれていって…」
「…桃香さん」
「年上のオバさんだし、まだ彼とちゃんとケリつけてないけど…でも気持ちは本物だよ…?」
「桃香さんは、オバさんなんかじゃない。とっても可愛くて年下みたいな女の子だよ」
笑顔で、恥ずかしいセリフを簡単に言う…
ストレートなんだよね…陸くんって…
想いがすごい真っ直ぐで…
「…もう恥ずかしいこと平気で言う…」
「でも、本音だもん。好きだよ…桃香ちゃん…ううん。桃香」
「陸くん…私も…好き。大好きよ」
深く口づけられて、
でも優しくて、温かいキス。
「んふっ…」
「桃香…?」
「やっぱキス上手だよ…忘れられなかったもん…」
照れる私に、陸くんが優しく笑ってくれた。
「桃香…本当に大好きだよ…離さないよ」
「うん。陸くんだけの傍に居る!」