かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
「今朝ね、佐藤遥さん来たよ、私のところに」
驚いた顔で、私を見る健吾。
「は?なんだそれ…あいつなんだって?」
「私は健吾さんのセフレですって…」
「…バッ…バカじゃねーの!そんなことある訳ねーじゃん!」
ものすごい慌てた顔。
浮気がバレた時って、こういうものなのかなぁ…
なんて冷静にそんな健吾の顔を見ていた。
「…でね、ご丁寧に他のセフレさんの名前も聞いた」
「お前…そんなデマ信じるなよ!」
「…そこにね、真奈美の名前も出てきたよ」
「…真奈美ちゃん…?」
不安そうな健吾の顔と、消えそうな小さな声…