かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~

「ううん、俺…桃香を信じ切れなくて…不安で…」

陸くんは辛そうに顔を歪める。


「……」

「今日もここへ来るのが怖かった」

「…だよね…連絡するって言ったのに…私…」


「…桃香のせいじゃないじゃん。…でもね、俺弱くて…」

「……」

「桃香はやっぱり彼のが良くなったんじゃないかって…」

「……そう考えちゃうのは、当然だよ」


「…信じれなくて、ごめん。」

「ううん。陸くんは悪くない。」

「……」



陸くんは私をめいっぱい抱きしめくれた。
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