かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
のんちゃんの家に上がった瞬間、
のんちゃんの困惑したような第一声。
「どういうこと?説明してもらうわよ!」
「…会社には入院してることになってるんだよね?」
「…そう聞いたわ。健吾さんも心配して毎日通ってるって…健吾さんもグルで出社拒否?」
「……」
「そんな簡単な話じゃなさそうね…桃何があったの?」
私の表情に何かを感じ取ったのか、
心配そうに眉を下げたのんちゃん。
「あのね…」
私はここ最近の話をゆっくり話した。
怖さと辛さで涙が溢れたけど、ちゃんと全部。
はるかって子の事も、
他のセフレの話も、
真奈美の事も、
陸くんの事も、
監禁の事も、
全部を、のんちゃんに話した。
のんちゃんは黙って聞いてた。