かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~
幸せいっぱい始まり
始まった新しい生活
順平と別れて、すぐに電話をかける。
1コールで繋がる電話。
それだけで陸くんがどれだけ心配してくれてたか伝わってくる。
「もしもし、桃香?」
「陸くん?」
「良かった。電話かかってきて」
「うん、心配かけてごめんね。でもちゃんと終わったよ」
「納得してくれたの?彼氏さん」
少し不安そうな声…
「うん、ちゃんとね、私の気持ち話したよ。わかってくれたから、大丈夫」
「良かったぁ…」
「それより…彼氏さんって…彼氏さんは、陸くんだよ(笑)」
「あ…そっか(笑)俺、彼氏さんなんだ…なんか照れくさいね」
電話口でも照れてるのが伝わってくる。
「うん、私もね、陸くんの彼女なんて照れちゃう…でも…嬉しい」
「うん、俺もすごく嬉しい。なんか、会いたいなぁ…桃香に…」
「うん、私も会いたいけど…でも今日はもう遅いから…」
明日朝、電車でって約束して電話を切った。
彼氏・彼女っていう現実が、
私の心を幸せという気持ちで満たしてくれた。
その後、私はのんちゃんの家へ帰った。