SECRET
「高木」
「今開けますね」
何の用よ…
「こんばんは!」
「見田さん!?」
雑誌の編集者の見田圭也(みたけいや)さん。
「ちょっといいかな?取材したくて」
「はい…どうぞ」
私はふたりを部屋に入れた。
「まだ荷物開いてないの?」
「え?」
高木久があたしのキャリーバッグを指差した。
「あ…これから開こうかなって!」
「ふーん…」
高木久は椅子に座った。
「吉敬遅いね」
え?
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