SECRET
「HARUさん、次の打ち合わせがあるので失礼します」
「あぁ、おつかれさま」
「おつかれさまでした」
私は急いで吉敬の後を追いかけた。
「吉敬っ……このあと時間ある?」
「あぁ、大丈夫だけど」
「話したいことがあるの」
「わかった」
私話せるかな…?
「玄関で待ってて」
「おう」
私は荷物を持って急いでスタジオを出た。
本当の素の私はレナなのかもしれない。
でも私はレナじゃなくて…
花野麗那。
吉敬は玄関で待っていてくれた。
「ごめん遅くなった…公園行こ!」
この前の公園に行った。