SECRET
夏
秘密
吉敬に告白されてから1ヶ月近くが経った。
私と吉敬に変わったことは得にない。
本当に告白だったのかなって思うくらい普通に接している。
今日は休んだ分の補習をやらされた。
撮影に間に合わないっっ!
急げ〜!!
私は階段を駆け降りようと……─
--ドンッ…--
「いったー…あ、すみません!」
「いってーな……ったく急いでんのによ…」
も〜こっちだって急いでるのに〜
しかも今日のカメラマンはHARUさんだし!
絶対遅刻できないっ!
私はタメと思われる男の人の荷物を拾った。
手帳の間から名刺が数枚出てきた。