SECRET


「クララ、よしなさい」



南がきつい口調で言った。





「だって……!!」






「クララ」



南はクララを睨んだ。












「南…私は大丈夫だから」









「レナ…」


アスナは切なそうに私を見つめた。


「アスナそんな顔しないで」


「うん…」






「南も…もういいから」


「うん…」












思い出したくない過去を思い出してしまった。







私は手をぎゅっと握った。






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