空にかかる橋

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3・・・
2・・・
1・・・

今まで曇っていた夜空の
雲がまるで魔法でも
かけられたかのように
一気に避けていった。

「わぁ・・・
きれい・・・」

思わずそう口を開いてしまった。

「だろ・・・
俺は今日のために生きてきたんだ。」

「へぇっ?
星なんていつでも見れるジャン。
何でそんな・・・。」

「まぁな・・・。
いろいろあって。
てか俺だけ自己紹介したから
お前の名前も聞きてぇな。」

「私の名前は・・・。
希海。15だよ。」

「15かよ・・・。
うそっ!
俺と同い年くらいだと思ってた。
俺半分犯罪じゃね?」

翼も私を同い年と勘違いしてたんだ。

目が合って二人とも笑った。

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