おさない日の約束。
出会い
*職員室にて*
――ガラッ
未『失礼します』
川『おうきたか
悪いなわざわざ…』
未『いえ
で、私に何のようですか?』
川『あーそれなんだが…
今年入学した一年の
“蓮条 奏哉(レンジョウ ソウヤ)”
をしっているか?』
蓮条…
ん?なんかきいたことある…
川『蓮条のヤツ、
新入生代表の挨拶までサボりやがって…
おまけに授業も受けてなくて
みんな困っててな…』
新入生代表……
あっ思い出した!!
そういえば先生たちが
代表がいない!って騒いでて
朝からバタバタしてたな…
っていうか…
あたしの用事ってなに?
未『しってますけど…
その子がどうしましたか?』
川『橘に生徒会長として、
蓮条に授業出るように
説得してもらいたい』
……………。
はあああぁぁあ!!!!???
川『いやーもう教師には手におえなくて…
頼むよ…橘』
教師で手に負えないのに
生徒は無理でしょ…
なんていえなくて
未『……わかりました』
としかいえない自分が惨めだ…
でも会長として
仕事はきっちりやりたいから…
未『よしがんばろっ』
そう心に誓って
職員室をあとにした…。