花の都
荘厳。
そんな言葉が脳裏を過る。
近くで見上げた大神殿は細部に至るまで、豪奢な彫刻が為されていた。
アンシャンテを出た時点で覚悟を決めていた。
けれど、大神殿の発する雰囲気は、そんな千種を圧倒する程だった。

そこだけ摩耗した入り口の敷石は、行き交う人々の足でひっきりなしに踏まれている。
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