一番の笑顔
出会い
私はいつものように駅に向かった。
駅は私の居場所。
皆歓迎してくれるから。
『先輩こんばんわ!』
「あっ!美優~。また会ったね!
そうそう美優って好きな人も彼氏もいなかったよね?」
『え?全くいませんよ。どうしてっすか?』
「男紹介してあげよっか?」
『まぢっすか?超紹介してほしいっす。』
「じゃあ、向こうに連絡先教えとくね。」
私はこの時まだ、気づいていなかった。
気づく訳もなかった。
あの人に恋をするなんて。