一番の笑顔


「ちょっ…!どうしたんだよ!?何泣いてんだよ!?俺なんか泣かせるような事言ったか!?」


蓮は自分のせいで泣かせてしまったと思い慌てていた。

私は首を横に振りながらひたすら
『違うの。本当ごめんね。』
と言っていた。


すると、フワッといい匂いがしたと思ったら蓮に抱きしめられていた。


「何があったか知らないけどさ一人で抱え込むのやめろよ。
頼りないかもしれないけど俺がいんじゃん。
妹の美優が泣いてる姿見てらんねぇよ。」


蓮は何も悪くないのは分かってるのに、すごく憎かった。


この時決めたんだ。
この恋は心に閉まっておこう。って…


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