一番の笑顔

すごく美味しかった。
本当に美味しかった。
夢中になって食べてる私の事を蓮のお母さんと蓮が微笑みながら見ていた。


全部食べ終わり食器をキッチンに持って行った。

『ごちそうさまでした!
すっごく美味しかったです!』

ニコニコしながらお母さんは

「本当?良かった~。
でもチャーハンだけでごめんね?
きっとチャーハンの美味しさは美優ちゃんのママには負けると思うけどね!」


なんの悪気がないのは分かってる。
だけど私の顔は一瞬にして曇った。

何も話さなくなった私に気付いたのか蓮が私の腕を引いた。

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