一番の笑顔
なんだかんだ2週間ずっと連絡を取り合っている。
メールと電話をしてても飽きないし逆に楽しい。
電話をしていると笑いがたえなくて気づくと朝になっていた時もあった。
そんなある日…
「なぁ~。明日会わないか?」
いきなり言われたから私はびっくりしてしまったけど別に嫌ではなかった。
『別にいいけど2人で?』
「きっと気まずくなるからお互い友達呼ぼうよ。」
『それいいね!夕方の4時にそっちの駅に行くね。』
「おう。分かった。それぢゃあおやすみ。」
こうして私達は会うことになった。
次の日私は支度をバッチリして優衣との待ち合わせ場所に向かった。
「あれ?なんか美優いつもよりもメイク濃くない?」
『そう?いつも通りだよ?』
そんな話しをしながら私達は電車に乗った。
電車に揺られて8分後に駅に到着した。
蓮はまだ来ていない様子だった。
『そこのコンビニの前で待ってよ。』
5分後前から男2人組がこちらに向かって歩いて来た。
「ねえねえ、あの前から来る2人組もしかしてそうじゃない?」
『ん~。わっかんね。美優全く顔知らないもん。』
前から来た男2人組は私達の前に止まり、
「美優と優衣ちゃん?だよね…?」
と言ってきた。
そう、これが私と蓮の初めての出会いだった。